
26日
WINDS CAFEで「
地唄舞、能・歌舞伎囃子との再会」という興味深いイベントを楽しんだ。
仙堂新太郎さんの鼓・締太鼓、
吉澤昌江さんの三味線・胡弓、
坂東冨起子さんの地唄舞、
松尾慧さん(左の写真)の能管により、地唄と地唄舞「
山姥」「
長刀八島(なぎなたやしま)」が上演され、合間には仙堂さんによる
能のリトミック指導(!)、つまり楽譜を見ながら観客が手拍子を打ってみる、という
贅沢なお楽しみもあった。
山姥は金太郎の母親でもあるが、一夜妻の「
枕尽くし」に「一筋に糸巻きの、しめくくりせし合の手の、
逢う時ばかり引き寄せて、よいやさ、よいやさ」という一節は、7階ガラス張りのWINDS CAFEの
窓に広がる夜の闇をバックに、もの悲しく響いた。