井上ひさし作・貧乏物語by東京芸術座／浅田真央の仮面舞踏会@NHK杯

29日、東京芸術座アトリエ公演、井上ひさしさん作、印南貞人さん演出「貧乏物語」を観た。
昭和九年、治安維持法によって小菅刑務所に入れられた河上肇博士の家が舞台。田中昭子さん演じる河上夫人はじめ女性のみによる芝居から、男の残酷さ、愚かさ、戦時体制へ向かう時勢の怖さが浮き彫りになる。田中さんが見事に表現した台詞「神様がいるとすれば本当の友達」、そして夫の写真へのその「本当の友達」という呼びかけがしみた。

フィギュアスケートGPシリーズNHK杯、浅田真央選手はハチャトゥリアン作曲「仮面舞踏会」をダイナミックかつ繊細に表現し、課題のジャンプをクリアしながら最後の最後に手をつく愛嬌も見せて笑顔の1位に輝いた。インタビューの受け答えも成長している。