
1日、
清原和博選手
最後の試合&
引退セレモニー、試合前に
王監督から
花束と共に贈られた言葉、「
K-1ワールドMAX」での
魔裟斗選手の
準決勝・決勝戦共に
壮絶な打ち合いで
ダウンを喫しながら
延長を制しての
優勝に感動した。
清原選手は
ドラフトで
巨人軍に裏切られた悔し涙と共に
西武ライオンズに入団し、当時の巨人・王監督の写真を見ながら
腕立て伏せをし、
日本シリーズで
憧れの巨人を
あとワンアウトで下すという時、
ベンチで天を仰いだ王監督を見て
一塁ベースを守りながら
泣きに泣いた。
その王監督に贈られた「
来世生まれ変わったら、同じチームでホームランを打とう」という一言は、様々な事への
恨み全部を洗い流す最高の言葉だろう。王監督自身、巨人を追われた身の因縁で、二人は
パ・リーグで
同じ年に引退し、一方の
引退試合で対戦した。
イチロー選手は主催側から花束贈呈役を頼まれたに違いないが、
オリックスに同時にはいなかったことなどを理由に、それをしては
失礼と
固辞したのではないか。清原選手は最後の
挨拶で、イチロー育ての親に「
天国の仰木監督」と呼びかける前、深く涙を飲んだ。
上の写真は、
写真+
句集『
花の揺り籠』(詳細
HP)に、「
時計塔」の題で収録した
蓮と
糸トンボ。清原選手に捧げ、
長渕剛さんリードによる
場内大合唱の「
とんぼ」は温かかった。