
14日の
ホワイトデイ、
ラリールで、「
中村初惠ソプラノ・スプリング・コンサート」にとても感動した。
一部は初惠さんにより、今年
没後100周年の
リムスキー=コルサコフ作曲・
AKトルストイ作詞「
風ではない、高みから舞う風のように」、
團伊玖磨作曲・
江間章子作詞「
花の街」、
中田喜直作曲・
寺山修司作詞「
悲しくなった時は」、
橋本国彦作曲・
西條八十作詞「
お菓子と娘」他、ゲスト・
隠岐速人さん:
バリトンにより
滝廉太郎作曲・
土井晩翠作詞「
荒城の月」、全曲伴奏もされた
木戸俊輔さん:
ピアノソロにより
ラヴェルの「
前奏曲」「
ハイドンの名によるメヌエット」、二部は初惠さんにより
グリンカ作曲・
プーシキン作詞「
私は憶えている、あの美しいときを」、
ラフマニノフ作曲の、
ゲーテ作詞「
我が子よ、君は花のように美しい」、そして
圧倒的に美しく「
パガニーニによる狂詩曲」の
ヴォカリーズ、隠岐さんとの
デュオで
モーツァルト作曲の「
フィガロの結婚」より「
3尺、4尺、5尺」、「
ドン・ジョバンニ」より「
お手をどうぞ」などなどが
表現力豊かに演奏された。 アンコールの
新井満さん作曲「
千の風になって」は、
抑制された歌唱が心にしみた。
初恵さんの歌唱は
スケールが大きいと同時に
繊細で優しく、
高貴で澄んでいる。次の俳句を、ホワイトデイの贈り物としても捧げたい。今年
最初の桜(初花)を感じた。
はつはな すが
初花の香る 清しき歌声に
初惠さんはこの日の
プログラムや今後のコンサートの
チラシにも、僕がお撮りした写真を使ってくださり、昨年11月、
UPLINK FACTORYでの『
隣室』& 『
月のイルカ』(詳細
HP)の
上映にもいらしてくださっている。