
13日、
NHK BS hi「
特集 完全保存版ぴあのピア」もいよいよ最終・第3回となり、「
未来の響きを求めて~
近代から20世紀へ~」と題し、
ドビュッシーの曲からは「
塔」「
月の光」「
帆」「
亜麻色の髪の乙女」他が演奏された。
パリ万博に足繁く通った彼の「
塔」のインスピレーションの源は
エッフェル塔、ではなく、
インドネシア館の
パゴダ(
仏塔)や
ガムラン演奏。
左は写真集『
黄金の蜥蜴-Bali & Java-
』(
HP)に収録した塔と月の写真の部分。
三日月、いや写真は
四日・五日月の向きが、
フランスや
日本とは
左右逆。
「帆」の原題“
Voile(ヴォアール)”には「
ヴェール」の意味もあり、ドビュッシー自身が2通りの注釈を残している。ひとつは「
ペダルに錨(いかり)
で結ばれた帆船」、もうひとつは「
うごめく女性を包む神秘のヴェール」。
響きに包まれる。