
17日、
江戸東京博物館で、招待券をいただいた「
文豪・夏目漱石-
そのこころとまなざし-」展に浸った。
正岡子規に添削を頼んだ俳句を含め、
肉筆の草稿や書簡など、すばらしい資料が並ぶ。渡欧の日記に、寄港した
セイロン(現
スリランカ)の
コロンボで「
ライスカレを食べた」、
パリ一週間の滞在中に
3度も通った第5回
万国博覧会で「
悪名高きエフェル塔(この万博のため建造)に登った」とある。
芥川龍之介が、漱石の
死後に出版された小説集「
羅生門」に、師・漱石に捧ぐことを記した本も展示されている。
ミレーの「
鵞鳥を追う少女」を模写した水彩もあり、作者自身は「変てこなものができました」と書いている。

その後、
Bartok Galleryで、8人のイラストレーターによる
時代劇のグループ展「
ごめんなすっ展展展」(展の文字3回)を楽しんだ。
左の
垂井ひろしさんの
宮島の銘入り杓子に描かれた
臨場感溢れる「
招福杓子 只今お取り込み中でございます」や、
石川篤子さんの
満月のもとに舞う桜の花びらも幻想的な「
花浮かれ」、
豊島宙(とよしまそら)さんの
織田信長が「
人生五十年~」を少し
コミカルに舞う哀しい「
ラストダンス」(
見事な命名!)、
いづみ朔庵さんの
朱の格子の向こう側の
青空とこちら側の女性たちの着物の
鳥の柄の組み合わせが鮮やかな「
籠女」など、アイデアも映える個性的な作品が並ぶ。

夜は、
オンリーワン社長の
山田力也さんに
FM世田谷の「
芸能ゲストフラッシュ」のゲストとしてお呼びいただき、
キャロットタワーのスタジオで収録に臨んだ。左の写真は、パーソナリティーの
水城麻矢さん(左)と
涼菜(すずな)
一恵さん。先月と今月
UPLINK FACTORYで上映された
『
月のイルカ』(詳細
HP)や、
地球の出・入りの映像を届けてくれた探査機 「
かぐや」 の話題から、歓迎の音楽には
ドビュッシーの「
月の光」をリクエストした。オンエアー情報は改めて。