
15日、
啓祐堂ギャラリーで、「
佐中由紀枝作品展 書斎の詩学」の
香り高いオブジェ他を鑑賞した。
左は「
茫漠山日誌」と題された、
羅臼海岸で拾われた
流木から作られた
靴べらで、
二つの顔がそれぞれ左右を向いている。 また、やはり生き物の
鼓動を感じる
スプーンや
フォークなどもある。
その後、
ギャラリー・オキュルスで、「
福地桂之助の書く 墨の風琴扇」の、
一茶の句や
ヘーゲルの箴言他、味わい深い書の作品群に囲まれ、福地さんによる、
良寛が寒さで凍った筆先を
息で温め書いたという「
吹筆(すいひつ)」についてなど、
貴重な講演を伺った。