9日、
朝日新聞社の特別招待で、
東京国立博物館休館の月曜に、「
レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像」展を堪能した。
左は同展の目玉、
フィレンツェの
ウフィツィ美術館より初来日した「
受胎告知」の部分。
この作品を見るべき
立ち位置の他、「
東方三博士の礼拝」背景の
神殿の建築構造や、
幻となった「
スフォルツァ騎馬像」の
鋳造方法、「
最後の晩餐」の
使徒達がそれぞれ
体現する性格など、興味深い
検証が映像も用いてなされ、また、
フランソワⅠ世歓迎用の、歩行し、立ち止まって胸を張ると
ブルボン王家の紋章である
百合の花束を差し出す「
ゼンマイ仕掛けのライオン」の模型・映像も面白かった。
このライオンも
一役買ってか、翌年ダ・ヴィンチは王に招かれ
フランスに渡り、
アンボワーズ城で晩年を過ごす。 学生時代その城を訪れ、
ロワール川沿いの景色に和んだが、万能の天才は同国で死ぬ。 携えてきた「
モナリザ」を、
ルーヴルに住む王に遺し。