
16日
カフェ・リイシューで、
ポストシアター[
new york/
berlin/
tokyo]"
6-8-10"の、
粒選りのダンスパフォーマンス&メディアの融合作品ビデオ上映会を堪能した。
気球や
扇などに映像を投影しながら、
風の神々や、女性として
大西洋を初めて飛行機で横断した
アメリア・エアハートの物語を描き出す“
Beau Fort 10”、
カウ・ガール、
カラミティ・ジェーン役のパフォーマーの
振り鳴らす鞭が、
砂の舞台に様々な映像を映し出す“
6 Feet Deeper”、
ゴムタイヤの山からタイヤと一体化したダンサーが舞い出し、「(ゴムの)
木の涙が世界の道路に跡をつけている」というナレーションで終わる“
Figure 8 Race”、
ドイツのテレビ
CM開始50周年記念に上演された、大きな箱の中で、
カフカの刺青をする
処刑機械のイメージにより映像とダンサーが絡み合う“
per_vilion”、いずれも
傑作だった。
各作品のタイトルも興味深く、1作目の「
ビューフォート」とは
風力階級で、10は
Storm。2作目は
死体を埋める深さ、つまり
墓の意の
慣用句“
6 Feet Under”に由来し、3作目の8は
エンドレスの形。4作目は
Periscope・
潜望鏡と
Pavilion・
建築物を掛けている。