
月~金曜毎朝楽しみに観ている
NHK BS-hi放映「
ぴあのピア」は、先週から
ベートーヴェンの
ピアノソナタを取り上げ、今週月曜
第8番 ハ短調「
悲愴」、火曜
第12番 変イ長調「
葬送」、そして今日7時間後には
第14番 嬰ハ短調「
月光」が流れる。
大学時代、旧
西ドイツの首都だった
ボンを訪れ、
楽聖の
生家で、彼が弾いていた
フォルテピアノによる「月光ソナタ」のレコードを買った。
金属的な響きで、作曲家自身の命名ではないものの、「月光」の
冴えた感じが伝わった。
「悲愴」の楽譜に彼自身が指示した「
パセティック」な響きは、その頃から
難聴の影に脅かされていた表れではないかという。「葬送」には特定の
献辞はないが、「月光」、本人の命名「
幻想風ソナタ」の初版には、実らなかった恋の相手「
ジュリエッタに捧ぐ」と記されていた。
上の写真は、
俳句×写真集『
恐竜×ヴィーナス=17文字
』(
HP)に収録した次の句に組み合わせたもの。
見送りも 朧の月もなき 船出