
29日、TBS放映 「
バチカンに眠る織田信長の夢」を観た。
天正遣欧少年使節が携えて行った
安土城&城下町の
狩野永徳作・
屏風絵が、今もヴァチカンのどこかに眠っている可能性がある。
1992年
セヴィリヤ万博を訪れて観た、
日本館に目玉として展示された安土城の
想像復元天守閣が、現在は安土町の
信長の館にあり、番組でも紹介された。
ヴァチカンに、前述の屏風絵を探す日本からの調査団が入った。もし発見されれば、
宣教師達が「
バベルの塔」と呼んだその天守閣の姿が明らかになるかも知れない。
本能寺の焼け跡に信長「
人生五十年」の遺体は見つからず、安土城も「
夢幻(ゆめまぼろし)
のごとくなり」。
上は、写真+句集『
花の揺り籠』(詳細
HP)に収録した「
狩人」と名付けた1枚(部分)で、巻末に次の俳句を寄せた。同書のあとがきに、
大阪、セヴィリヤ、
ハノーファー、
愛知と引き継がれた万博について触れ、
パヴィリオンを花に、
喜々として巡る自分を虫に譬えた。
蜂を鎧い 蜜の狩人飛び掛かる