昨夜ご紹介したNHK BS放映「
ルキノ・ビスコンティ」で、名匠が自ら語った、
モーツァルト作曲 「
フィガロの結婚」を演出した際のエピソード。
大団円の
仮面舞踏会の後、仮面の下から
骸骨が現れる演出に
批判を浴びたという。「その後、
似たような演出が
沢山出てきたけれどね」と苦笑していた。
同じNHK BSの「
毎日モーツァルト」は、ここのところ、
フランクフルトでも
マインツでも、演奏会の
集客がはかばかしくなく(モーツァルト
本人の演奏が聴けるのに!)、 見込んだ収入が得られなかったという、さらに
切ない話が続いていて、21日は
ミュンヘンで偶然来訪中の
ナポリ王の前で演奏はできた(
ウィーンに同王来訪時は呼ばれず)、という内容だった。
2000年10月僕がミュンヘンを訪れた時は
オクトーバーフェスト、
ビール祭りの真最中で、度数の
高い特製ビール、
フェストビアーを味わったが、モーツァルトにとって死の前年のドイツの旅は
苦みが強過ぎたようだ。