20日、NHK BSで、
ヴィスコンティ生誕100周年記念番組として、
関係者の証言や巨匠本人へのインタビュー・シーンを含むドキュメンタリー「
ルキノ・ビスコンティ」が放映された。
ヴィスコンティが
舞台演出し、やはり生誕100周年つまり
同い齢の
ダリが
衣装を担当した
シェイクスピア作 「
お気に召すまま」の主演
マストロヤンニが、演出家の厳しさと衣装の
奇抜さをこぼしながら、いかに切り抜けたか(
酒の力)の語りや、映画「
ベニスに死す」で、美少年
タジオの母親を演じた
シルヴァーナ・マンガーノが、「本当に怖かった。彼は私に、彼の
母親(の記憶)
そのものを演じさせようとした」という話などなど、
味わい深い内容だった。