
17日、
オフィス・フーガさんにチケットをいただき、聖パウロ教会で「
晩秋に…心に響く贈りもの-
オルガン、ヴァイオリンとピアノの調べ-」に浸った。
吉岡曙生(あけみ)さんのオルガン(左の写真)による
バッハと
パッヘルベルのふたつのコラール・プレリュード「
高き天よりわれは来たりぬ」、
バグパイプのような音色も聞かれた
ルフェーブル=ウェリーの「
パストラーレの情景」・他、
澤菜穂子さんのヴァイオリンと
鳥羽亜矢子さんのピアノによる
フランクの「
ヴァイオリン・ソナタ イ長調」、
ヴィターリの「
シャコンヌ ト短調」、そして吉岡さんと澤さんによる、
カフカの原作を
オーソン・ウェルズ監督が見事に映画化した「
審判」のテーマに使用されクラシックのスタンダードに仲間入りした
アルビノーニの「
アダージョ ト短調」、
ラフマニノフの「
ヴォカリーズ」が、
華麗に、また
情感豊かに演奏された。
アンコールには、
荒川静香さんが今年の「
流行語大賞」でもおそらく
金メダルを取るだろう「
イナバウアー」のテーマともなった、
プッチーニの「
トゥーランドット」~「
誰も寝てはならぬ」が、オルガンとヴァイオリンにより
高らかに響き渡った。