
11日、東京造形大学・映画表現クラスでの講義は、「
万国博覧会」を取り掛かりとした。
3限では公式記録映画「
日本万国博覧会」(
大阪万博)のDVDの一部を流し、その後22振りに開催された1992年の
セヴィリヤ万博、2000年の
ハノーファー万博、そして昨年の
愛・地球博、いずれも訪れている(大阪博の時は子供)ので、その変遷を
建築や
映像の観点などからお話した。
4限ではまず、「あとがき」で万博に触れている写真+句集『
花の揺り籠』(詳細
HP)の写真を映写した。左はその一枚「
よちよち歩き」の部分で、蛹から羽化したばかりの、まだ色の薄いテントウムシを撮り、次の句を巻末に付した。
よちよちと 星まだ淡き 天道虫
また、
タルコフスキーの「
惑星ソラリス」から
首都高のシーンなどを映写した。未来都市として撮影されたシーンだが、当初は大阪万博会場が
ロケ地として構想されながら、ソ連
当局の許可が下りないまま万博は終わり、首都高が代わりとなった。
構想通りだったら、「
太陽の塔」が未来の地球に映っていたかも知れない訳だ。