27日、母校・東京造形大学の映画表現クラスに赴き、同大学で指導なさっている映画監督の
諏訪敦彦さんより学生達にご紹介いただいてから、3・4限の講義を行った。
自著の、
俳句×写真集 『
恐竜×ヴィーナス=17文字』(
HP)の中のいくつかの作品も用い、「
表現の方法」について語らせて貰った。今回の短期講義に与えられたテーマが「
映像と社会の関わり」であることから、時事を扱った作品を中心に取り上げたが、左はそのひとつで、次の俳句に組み合わせた写真。
寒月下 神の如くに誤爆せり
軍事施設等への
ピンポイント爆撃と言いつつ、多くの
民間人が犠牲になり続けている。
今月5周年の
9・11に関連し、映画「
華氏911」と「
セプテンバー11」も各数分だけ映写した。後者は世界の
11人の映画監督がそれぞれ
11分9秒の短編を作った
オムニバス作品で、今年5月故人となられた
今村昌平監督の同映画中の問題作から、3日前24日に亡くなられたばかりの
丹波哲郎さん出演シーンなどを流し、教材とさせていただいた。
講義後、在学中また卒業後もお世話になっている建築の
渡辺眞弓先生と、久しぶりの
楽しい語らいの時を過ごさせていただき、ご案内した創作料理の店で逆にご馳走になった。
諏訪先生、渡辺先生、事務の方々、学生の皆さんもありがとうございました。