13日、東京オペラシティのアトリウムで、
松永英也(ひでや)さんのトロンボーン・ミニ・コンサートを聴いた。
伴奏は
広田圭美(たまみ)さん。
ラベルの「
ボレロ」が繊細かつ華麗に奏でられて始まり、
夏の盛りの昼のひととき、音楽に
快く酔えた。
松永さん作曲のオリジナル曲も心地よかった。
その後、同じオペラシティのアートギャラリーで、「
光の魔術師 インゴー・マウラー展」を観た。
左は電球に羽を付けた、
可愛く美しい作品。
「
パラガウディ」と名付けられた、
うねる波のような照明作品は、
レオンの銀行の会議室に本物があるが、その銀行は
ガウディの初期設計作品。
1999年にスペインを訪れた際、レオン、
アストルガ、
コミーヤスでガウディの初期作品を観たが、
バルセロナの作品群と違い、それらは言われないとガウディ作と気づかない。だがディテールには
紛れもない彼の作風があり、レオンの銀行の場合、入口の上にある
ライオン(スペイン語でレオン)の装飾彫刻が、
怪しくまた妖しく舞っている。