
30日、ライター&エディターの
山岸みすずさんに招待券をいただいて、一緒に六本木ヒルズ53F森美術館で開催中の「
杉本博司 時間の終わり」展を観た。モノクロの海原の写真が並ぶ前にしつらえられた能舞台は
原初的な魅力に溢れ、そこで実際に上演された能の模様を隣の一角でビデオ鑑賞しただけでも、深い海の中に引き込まれて行くかのようだった。
山岸さんには1993年、月刊「
エプロンタイム」(千趣会)の巻頭に連載されていた「
みすずの絵日記」で僕の俳句を
楽しい絵入りで紹介していただいたり、その後も様々な原稿依頼をいただいたり、大変お世話になっている。今回はチケットをいただいたお礼に、僕の新刊『
NOLA,決して手を触れさせない子猫たち』(
HP参照)を差し上げたが、みすずさんは可愛い猫達と暮らしていて、この本の野生の子猫達の様子に目を細めてくれた。
来年、
冬季五輪トリノ大会が開催されるが、
山岸みすずさんと
井川直子さんの共書『
麗しの郷ピエモンテ-北イタリア 未知なる王国へ』(昭文社)は、トリノを含む
ピエモンテ州の魅力を存分に伝えてくれる。