友人であり、
新作映画『
水の馬、
火の兎、
風の獅子』(
YouTube)に
主演もしてくれた上の写真の
石川直也君が
8月13日(
月)、その日に行った
病院で
急逝して二ヶ月余りが経ちました。 同日、石川君の
彼女からメールで知らせを受け、翌日、
兵庫から駆けつけられた
ご両親、石川君と彼女の共通の
友達の女性と共に、彼の
安らかな寝顔と対面しました。 ご両親のご意向で葬儀はなされず、
15日(
水)
朝、
火葬に立ち会わせていただきました。 偶然にも
2004年5月に逝った
父と同じ火葬場でした。
お母様から、彼が亡くなる
直前、通りかかった老婦人に「
おばあちゃん、
どうしたの?」と声を掛けたのが最期の言葉だったこと、以前
帰省した折、『
のら暦*ねこ休みネコ遊ビ*』の
DVD
(
YouTube)をお母様に
プレゼントして、「今度この映画の監督の新作映画で主演するんだ」と話していたことを伺い、胸が熱くなりました。
石川君は彼女と一緒に『
月のイルカ』(
YouTube)も観てくれていて、数年前から「竹浪さんの映画にお金を払ってでも
出たい」(もちろん実際にはこちらがお支払しましたが)と言ってくれ、
昨年2月13日の「
二子玉川アート&マート」ではその時のブログにも書いた通り、スタッフのように手伝ってくれました。
3.11の
震災以降は、自分も
被災地のために何かしたいとアート&マートに
自作の
オブジェ他を今年
4月29日も出展し、また、「東日本大震災被災者
支援チャリティーコンサート Keep our Hope Alive!!」も手伝ってくれました。 3.11を
東京の視点でみた新作映画を彼と共に作ろうという話は、そうした中で始まりました。 撮影していた昨年、
9月20日には
松岡芽ぶきさんの
個展初日にもお祝いに来てくれました。
撮影開始から1年余り後の
4月19日、
仮完成した映画の
試写を、
家に彼を招いて行い、出来映えにも芽ぶきさんの
手料理にも喜んでくれ、
アップリンクでの
8月の
初公開を楽しみに
積極的に告知してくれ、ひと月前の
7月下旬一緒に鑑賞した
コンサート会場の
ロビーでも
フライヤーを配ってくれていました。 また彼は
来年、好きな
ロシアへ行く
計画をしていて、ご遺族がなさった
整理をほんの少し手伝わせていただいた、そして上記映画の撮影も行った彼の
部屋には、自作のロシア語
単語カードも残されていました。
これからも語り合い、
乾杯したかった。
彼を知らない方達にも先入観なく彼の演技を観ていただきたく、ブログで彼の死をあえて公にはしませんでしたが、 彼が逝ったショックから、その月に
詩「
翼のないペガサス」を書き、「
石」「
川」「
直」と籠めました。 ただし彼は彼の翼を持っていたので、この詩のモデルは、彼が演じてくれた映画の
主人公です。 彼と共に名演を見せてくれた
兎は、
熊本に住む彼の
お兄さんが引き取ってくれました。
8月24日の初公開に来てくれたご友人は「素敵な作品でよかったです。
一番後ろの客席で彼がこっそり観ていました」と語り、石川君の彼女は「彼が
生きた証だから」と力を振り絞って、火葬場にもご一緒したお友達と
9月29日の上映会に来て、
涙ながらに観てアンケートに
胸に迫る感想を寄せてくれ、後日「彼を綺麗に残してくれてありがとうございました」というメールや、心配されたご家族が連れ出された旅のお土産も送ってくれました。
来週
27日(
土)午後
3時~、彼と訪れ
撮影も行った
古民家ギャラリーかぐやで上映+
ライアーと
ディジュリドゥの
ミニコンサート(20分)+同演奏と
獅子舞と
操り人形の
コラボ(
フライヤー)を行います。
追悼の思いも籠めたいと思います。 しかし彼は映画の中に、そして彼を知る人たちの心の中に生きているので、「
生きているひとりの青年」と、彼が出逢った
人々、
動物達、そして
自然の映画としてご覧いただければと思います。 石川君は身をもって
命の大切さを改めて伝えてくれました。 彼のみならず、
命への思いを籠めたイベントにしようとスタッフ一同話しています。 すばらしい古民家の
空間や
周囲の自然も味わいに、ご都合合えば、どうぞいらしてください。
11月3日(
土)~
13日(
火)(水は休み)
竹浪明×松岡芽ぶき二人展「
あきたま。」@
啓祐堂ギャラリー…
地図付きDM
上記猫映画も紹介の本「
人と猫の愛ある暮らし―キャッツ&ラ・ドルチェ・ヴィータ
」
東日本大震災復興支援チャリティ「
Tシャツアート展」の出展T
ネット販売中
竹浪俳句×芽ぶき画コラボ・春の雲T リスと地球の木の実T
芽ぶきさん作
「デザインガーデン賞」受賞の
苔地蔵T 水いるる・蟬T
9月の詩「
蜜月の窓~波を纏い~」
エッセイ「
仮設住宅集会所でのコンサート~新CD『しあわせの岸』~新作映画『水の馬、火の兎、風の獅子』」~>CD『
しあわせの岸』(
YouTube)
8月の詩「
翼のないペガサス」 7月の詩「
燕がゆっくり」
6月の詩「
空の芝」 5月の詩「
白光に浮かぶ」
4月の詩「
火祭りの盗賊達」 3月の詩「
わたしの掌を台座とし」
2月の詩「
月時計と花舟」 2012年1月の詩「
水に刺さる睫」
12月の詩「
十二月の草原で見つけたもの」 11月の詩「
7.15kmの夢」
10月の詩「
天井の渡り鳥」 9月の詩「
僕達は樹上で目覚めた」
8月の詩「
くちなしの小路(その度心は)」 7月の詩「
黄金の角を持つ仔鹿」
6月の詩「
愛の3つの渦」 5月の詩「
しあわせの岸」
エッセイ「
3.11メキシコにて~『詩と思想』5月号~6.12被災者支援コンサート」
久米繊維の久米信行社長との「
墨田区散策対談」掲載の「
詩と思想 2011年 05月号
」
4月の詩「
心は一滴の血も流さずに」
2月の詩「
午後二時に会いたかった人と」 2011年1月の詩「
それをしない動機」
写真+句集『
花の揺り籠 Flower Cradle
』(
HP)にも触れたエッセイ「
台湾での詩の国際大会~ユネスコ協会で朗読~CD『銀河の岸』」~CD『
銀河の岸』(
YouTube)
12月の詩「
別の日の楽園~一角獣の統べる島~」
11月の詩「
向かい合うふたつの崖のために」 10月の詩「
波間の出来事」
9月の詩「
あなたの瞳の青い薔薇が」 8月の詩「
香る蜘蛛」
エッセイ「
千羽鶴の思いと共に~広島・長崎の原爆忌に各国の詩人達と朗読~」
7月の詩「
悲しみは指を伝い」 6月の詩「
眠れる時計」
5月の詩「
花嫁の鬣」 4月の詩「
約束のない旅」
3月の詩「
ひとひらの想い」 2月の詩「
無限飛行」
2010年1月の詩「
花の一部に」 12月の詩「
水の柩」
俳句×写真集『
恐竜×ヴィーナス=17文字
』(
HP)にも触れたエッセイ「
リトアニアの壁に書かれた恐竜の俳句」
11月の詩「
風が編んだ吊り橋」 10月の詩「
自由の日課」
9月の詩「
オーロラから鍵穴まで」 8月の詩「
月に浮かぶ蓮」
「
皆既日蝕屋久島便り~マイケル& ピナ追悼と共に~」
7月の詩「
時の脈」 6月の詩「
二人が愛の言葉しか」
『
象と大樹と子供たち
』(
HP)にも触れたエッセイ「
平和の象と子供たち」