11日、代官山エナスタジオで
日本セヴラック協会主催の講演&演奏会を堪能した。
松本智勇氏による講演は、画家
ルドンと作曲家
セヴラックを中心に、当時の芸術家達の関係、時代を超え作品に滲む影響など縦横無尽、美しい写真のスクリーン映写も交え、香り高い充実の内容だった。左のルドンの絵の中央に、セヴラックの横顔が描かれている。
ゴーギャンがタヒチに渡った際、
ルドンの小品を携えて行ったというエピソードに感動を覚えた。ルドンの絵には、
闇に浮かぶ花を見るような不思議な深い安らぎを感じる。
演奏はバリトン
鎌田直純・ピアノ
末吉保雄両氏によるセヴラックの歌曲、
平原あゆみさんによるセヴラックのピアノ曲、
舘野泉氏による
林光氏のピアノ曲と、贅沢な午後だった。